満71歳でした。
緒形拳さんは1960年にデビューし、なくなるまでに数え切れないドラマや映画・演劇に出演しています。
私が緒形拳さんの作品で一番印象に残っているのは、「復讐するは我にあり」の狂気的な殺人鬼の役です。
今村昌平監督のこの映画は、実際に殺人があった現場で撮影が行われたと言われていて、緒形拳さんの演技に圧倒されました。
他には「楢山節考」が忘れられません。
貧しい村の掟のせいで、70歳になると楢山参りと称して死にに行くという、ものすごく切ないストーリーで、自分の母親を背負って楢山にいく緒方拳さんの気持ちは、見ているこちらにも大きな圧力で語りかけてくるものでした。
個性が強い俳優さんだったので、晩年は主演を務めるよりも名脇役として作品を引き上げてくれたと思います。
また、残念な俳優さんが一人亡くなりました。
ご冥福をお祈りいたします。
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